修理してでも使いたい

女性の方などで家具の組立が困難な方は業者に頼むことが出来ますよ。そうすれば組み立て式の家具も購入できますね。

地球環境を守ろう、という声が聞かれるようになって長らくたちます。
環境問題はニュースなどでも大きく取り上げられ、温暖化や森林破壊など、問題は多角化しています。
様々な環境活動をする団体や社会活動としてアピールしてくる企業があります。
そんな中、個人が出来る努力で最も有効なものが「ゴミを出さない」という事です。
そういった視点から言うと、日本は古来よりエコな人種と言えます。
江戸の時代には人糞を肥料に還元するシステムが確立し、人々は捨てるものを極力控えて生活していたと言います。
そんな昔からあるエコのスピリットを色濃く受け継いだ伝統の中に、「桐タンス」があります。
桐タンスは、高価な家具ではありましたが、その丈夫さや品質の良さにより、何度も手を入れ、修理を重ねて使い続けられてきました。
アンティーク家具としても人気で、そのデザインからはそのように修理を何度もしてきた様子は見受けられません。
修理する技術をうけつぐ職人ワザもそうですが、桐自体の特性として、修理して使い続ける素養があるのです。

桐のタンスは中に収納しているものが傷みにくいという特徴もあります。
その為に高級な着物や小物などが桐のタンスの中には保管されていました。
中身が傷みにくいと言われるそのワケは、抗菌作用が他に比べても強い事と、桐の特性のひとつとして挙げられる、湿気を吸うという点です。
梅雨時などに大活躍するのがこの湿気を吸うという特性です。
桐は水分や湿気を吸収して膨張します。
膨張してスキマを無くし、密閉状態に近づける事で、中の衣類が湿気にさらされる危険を未然に防いでいるのです。
梅雨時にすこし引きだしがキツイ理由は、立て付けの修理が必要という場面ではなく、桐が特性を生かして衣類を守っている状態です。
そのようにフレキシブルに活躍出来るのは、桐という素材が呼吸し、吸湿性が高いためです。